転倒を防止するバリアフリーリフォーム!段差解消と手すりの設置


皆さんこんにちは。

埼玉県八潮市を拠点に、住宅・店舗のリフォーム工事、新築・耐震工事を手掛けている黒建です。


現在、日本人の約28%が65歳以上の高齢者となっています。今後、高齢化率は上昇を続け2065年には国民の約2.6人に1人が65歳以上になると予想されています(内閣府「令和元年版高齢社会白書」より)。黒建のある埼玉県は、全国の高齢化率と比べると若い県と言われていましたが、今後は全国でもトップクラスのスピードで高齢化が進行すると考えられています。


急速に進む高齢化とともに平均寿命も長くなってきており、高齢になってから自宅で過ごす時間が増えています。歳をとってからも住み慣れた我が家で過ごすことを望む方も多いかと思いますが、そのためにも早めに家をバリアフリーにしておくことが大切です。そこで今回は、バリアフリーリフォームのポイントをご紹介します。




■バリアフリーリフォームで家での転倒を防止しよう



高齢者が要介護になってしまう原因の1つに「骨折・転倒」があります。家での転倒リスクを回避することが、自宅で健康に長く暮らせるポイントです。


「慣れた家の中だから転倒することなどない」と思われるかもしれませんが、加齢によって視力や筋力が低下すると、今まで大丈夫だった小さな段差でもつまずきやすくなります。今は介護が必要でなくても、バリアフリーリフォームを行うことで家での転倒を事前に防止しましょう。




■段差をなくすバリアフリーリフォーム



バリアフリーリフォームでできる転倒防止方法として、「段差の解消」があります。


家の中を見回してみると、トイレや部屋への入り口、和室と洋室の境目などさまざまな場所に段差があります。玄関で靴をぬいだ後、家へ上がる際に段差がある家も多いかと思います。また、玄関前などの大きな段差もよく見られます。こうした大きい段差には、スロープの設置や床のかさ上げで段差を小さくしましょう。


また、敷居やドア枠下の沓摺(くつずり)など、床面からの少しの出っ張りでも転倒につながる危険性があります。段差になっている敷居を撤去したり、段差を傾斜に変更したりすることで、転倒を防ぐ効果があります。


扉や障子など建具そのものを変更することでも段差を解消できます。例えば、下にレールがない上吊り引戸なら、敷居が必要ないので床面がフラットになります。幅の広い引戸にしておけば、車イスの生活になった時でも家の中を車イスで自由に移動できて便利です。隙間にほこりが溜まることもないのでお掃除も楽になります。




■手すりの設置で移動を快適に



手すりは転倒防止だけでなく、移動の負担軽減にも大きな効果があります。足腰が弱ってくると家の中のちょっとした移動でも大変さを感じるようになり、よろけやすくなるので、手すりがあると安心です。介護が必要になり始めた時も、手すりがあればトイレやリビングへの移動など自分で行動できる範囲が広がり、寝たきりの予防にもつながります。


また、「転倒してしまうかも」と不安に感じることで部屋にこもりがちになってしまうのも加齢に伴うリスクです。廊下や階段だけでなく、玄関まで手すりがあると外出への心理的なストレスも軽減できます。必要な移動パターンをシュミレーションして、使いやすい位置に手すりを設置しておきましょう。このように、長く安心して暮らせる家にするためにも、早めにバリアフリーリフォームを検討してみてはいかがでしょうか。


埼玉県八潮市を拠点にリフォームを行う黒建では、お客さまのご要望に合わせたリフォームが可能です。「段差を解消したい」「将来に向けてバリアフリーリフォームをしたい」などのご要望がありましたら、新築からリフォームまで手がける住まいの専門家・黒建までお気軽にご相談ください。